福岡有明のり グランピング編 ムービー
海苔は日本人の食に欠かせない身近な存在にもかかわらず、その詳しくについては知らない方が多いのではないでしょうか?
わたしも以前は、ほとんど知識がなく、おいしい高級海苔=黒い海苔で贈答品でもらったときお目にかかるもの・・・という感じでした。
ところが海苔づくりの現場からいろいろ教わることによって、海苔の奥深さを知るようになりました。
海苔は「産地」,「等級」,「収穫時期」によって、そのおいしさは天と地ほどの差があります。
今までは海苔には大きく「焼き海苔」と「味付け海苔」があって、焼き海苔は高級な海苔でも塩やしょうゆをつけないとおいしくいただけないものとばかり思ってました。
ところが有明海苔しかも一番摘み(初摘み)の高級焼き海苔を食べて、はじめて本当のおいしい海苔の存在を知りました。焼き海苔でも旨みがバツグンにあり、パリッ、サクッと歯ごたえ、香り・口どけもよく、そのまま食べて最高においしんです。
「これが海苔か!」と本当のおいしい海苔と出会った瞬間でした!
有明海苔というと有明海に面している熊本、福岡、佐賀、長崎で採れる海苔のことです。
有明海苔の等級のいいものはバツグンにおいしく”世界一の海苔”といっても過言ではないと思います。
なぜ有明海苔はおいしいのか?
そのおいしさの秘密は、筑後川など複数の川が森の栄養分を有明海に運んできてくれます。
また有明海は干満差が6mもあり支柱式栽培の海苔は潮が引いたときに太陽の光をたっぷり浴びて育っていきます。
こうして育った有明海苔はタンパク質を50%以上も含んだものが出来上がってくるんです。(一般的な海苔は40%) タンパク質には旨み成分のグルタミン酸、イノシン酸が含まれてますからおいしい海苔になるんですね。
もちろん有明海苔の中にもいろんな海苔があります。全体の約10%ほどの一番摘み(初摘み)の中で、さらに等級のいいものは貴重品ですので、価格も高く「海苔の王様」なんです。
有明海苔は県によって呼び名があり、福岡県の場合には「福岡有明のり」と呼びます。その中でも海苔の一大産地である柳川市で採れる”一番摘み(初摘み)の等級の高い高級海苔”を「柳川産海苔」と区別して下のマークをつけています。
海苔の豆知識はこちら
海苔の豆知識をいろいろお伝えします。
■ベジタリアン、ビーガンに不足がちなビタミンB12を海苔で補給
■福岡有明のりができるまで(ムービー)