妊活や妊娠中の女性の間で海苔が食べられてます。
なぜかというと海苔には葉酸がたっぷり含まれているからなんですね。
葉酸の効能
そもそも、なぜ葉酸が妊娠する前の妊活、また妊娠中必要か?ってことですが・・・
妊娠初期は胎児が体を形成するために細胞が活発に分裂する時期で、その数週間に胎児の神経管は形成されます。
神経管は胎児の脳や脊髄、中枢神経系にとって大切な器官です。
葉酸は「水溶性ビタミンB群」の一つであり、この神経管の形成のときに大事な役割を果たし、神経管閉鎖障害、先天性障害やダウン症のリスクを下げます。
ですので適量の葉酸を摂取することが妊活、妊娠中には必要なんですね。
また葉酸は赤血球をつくる働きがあり、血液の循環がよくなることにより、子宮の働きがよくなり受精卵が着床しやすくなります。
妊娠中、葉酸は胎児の体づくりを助けるほか、ママさんの貧血予防にもなり、低出生体重児出産リスク低下につながります
妊活、妊娠中に限らず、産後にもママさんが葉酸を摂ることにより、赤血球をつくり、血液が質のよい母乳をつくっていきます。
動脈硬化予防で脳や心臓を老けさせない
このように妊活中、妊娠中、産後には葉酸は欠かせない栄養素なんですが、その他にも動脈硬化予防にもよいとされてます。
悪玉アミノ酸であるホモシステインは血液中に増えすぎると血管内側の細胞を傷つけ、動脈硬化になりやすくなります。
動脈硬化は脳卒中、心筋梗塞、認知症を引き起こしやすくなります。
葉酸は、このホモシステインの増加を抑える働きがあり、結果的に動脈硬化の予防につながります。
葉酸の一日の摂取推奨量
日本人(成人)一日あたりの葉酸摂取の推奨量は240μgとされてます。
(1μg=100万分の1g)
葉酸摂取の推奨量は一般女性では240μgですが、妊活期からは次のように増えていきます。
①妊活(妊娠1ヶ月以上前)~妊娠3ヶ月⇒640μg
食事240μg+サプリ等400μg、
②妊娠中(4ヶ月目より) ⇒480μg
食事240μg+サプリ等240μg
③授乳中 ⇒340μg
食事240μg+サプリ等100μg
ただし1日の上限摂取量は1000μg/日を超えないようにとされています。
※葉酸を摂りすぎると
・小児ぜんそくのリスクが高まる
・亜鉛の吸収を妨げる
・ビタミンB12欠乏症を見逃しやすくなる
などのデメリットがあるからです。
葉酸摂取には焼き海苔がおすすめ!
食品100g当たりの葉酸の含有量
・焼き海苔 1,900μg
・鶏レバー 1,300μg
・えだまめ 260μg
・ほうれん草 110μg
・ブロッコリー 120μg
と圧倒的に「焼き海苔」に多く葉酸は含まれます。
「焼き海苔」100gといってもピンときませんので
ちょっと計算してみますと
「焼き海苔」1枚(21cm×19cmの全型)は3gですので
1,900μg×3g/100g=57μg
焼き海苔1枚あたり 57μgの葉酸が含まれています。
妊活中であれば640μgが摂取推奨量ですので「焼き海苔」約11枚分に相当しますね。
通常の食事に焼き海苔や葉酸サプリをプラスして元気な赤ちゃんを育てていきたいですね。
ただし味付け海苔は余分な塩分摂取につながりますので、“焼き海苔”がおすすめです。
「上質な有明海苔」の”焼き海苔”は醤油など何もつけなくても滋味深くそのままでもたいへん美味しく、バリバリ何枚でも食べられます。
また、普通の海苔はそうでもないのですが、「上質な有明海苔」の”焼き海苔”はお刺身、天ぷら、ステーキ、焼き肉、サラダ、ピザ、うどんなど和洋中問わずいろんな料理にホント合うんです。海苔の旨み成分でより料理を美味しく変身させます。
低カロリーで栄養満点しかも美味しいとなれば、毎日の食に欠かせない存在になります。
有明海苔はなぜおいしいのか?おいしさの秘密!